湯島の風俗街の路地裏をふらふら歩いていたらタイ料理屋があったので入ってみた。別に風俗店に行っていたわけではなく、不忍池から神田明神方面へ行くのに通っただけだ。そもそもあのへんの路地裏で開いているのは飲食店ぐらいのものだ。
ランチメニューが790円
入る気になったのは、店外に出ていたランチメニューが一律790円とお手軽価格だったから。席に置いてあるディナーメニューを見ると、同じものが950円になっている。しかもディナーのほうは単品なので、ランチセットのほうがかなりお得だ。
12種類のメニューの中からタイ式豚肉臓物の煮込みスープ=クイッティオムゥトゥンを選んだ。理由は単純に食べたことがなかったから。タイ料理でモツ系の料理は食べたことがない。
中国、台湾、沖縄、伝統的に豚を食べる食文化のところでは内臓も上手に料理する。タイもまたそういう内臓の扱いのうまさがあるのではないかという期待があった。
ということで運ばれてきたのがこれ。
クイッティオムゥトゥンと、小さなサラダ、定番のタピオカココナッツミルク、そしてなぜかほんの少しの炒飯。
煮込みスープといってもスープだけではなくセンレックが入っている。クイッティオ(クイッティアオ)というのはタイ語でライスヌードルのことだ。メニューの写真ではセンミーのようだがそのへんは作りての気分だろうか?
使われている内臓はハツだろうか?はっきりとはわからない。八角を効かせて甘辛く煮てある。日本人には八角の香りをかぐと発狂して拒否する者もいるが、そんなにいやなにおいだろうか?
スープは薄甘く五香粉っぽいスパイスの味がする。この味には覚えがある。
2011年の東日本大震災の後、毎年5月恒例のタイフェスが中止になった後、7月だったか8月だったかに靖国神社の境内で開催されたことがある。その時同じような味のものを食べた。
八角や五香粉を使っているということは、もともとは華僑の料理だったのだろう。
正直さほどおすすめできるような味ではない。ただ、内臓の煮込みはうまかった。
それにおまけの炒飯は冷えていたけれどタイ米を使っており、味付けもうまいので作りたてならきっともっとうまいだろう。
タピオカココナッツミルクはココナッツが濃いめ。そしてとうもろこしが数粒。甘いデザートにとうもろこしは合うと思う。激しく季節外れではあるが。
リトルバンコック
ジャンル:タイ料理
アクセス:東京メトロ千代田線湯島駅4番口 徒歩2分
住所:〒113-0034 東京都文京区湯島3-37-11 TSツインビル 1F(地図)
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情報掲載日:2019年1月10日