末広町 MOOGA肉夹馍 肉夹馍

今年のまだ猛暑だったころ、末広町から本郷のほうへ登っていこうとしていたとき、ふと「MOOGA」と書かれた看板が目に入った。MOOGAとはなんだろうと思ってよくみると、

肉夹馍と書いてあったので思考するまえに脊髄反射的に店に入っていた。



西安名物肉夹馍

馍(mo)というのは中国西北地方でよく食べられている不発酵パンのこと。おそらくシルクロードを通って中央アジアの食文化た伝わったものだろう。西安では馍はそこらじゅうで売られていた。特に有名なのが、ちぎった馍を羊だしのスープで煮た羊肉泡馍だ。

学校の近所には夜市が開かれ、羊の炭火焼き串などをよく食べた。その炭火焼きの屋台で夹馍と注文すると、馍に焼きたての肉を挟んでくれた。

肉夹馍は学校の正門前にいつもいる屋台で売られており、小腹がすいたときによく買っていた。

しかしこれも蘭州拉麺と同じで帰国してから食べるすべがなくなっていたものだ。

MOOGA肉夹馍

MOOGA肉夹馍は今年の3月にオープンしたらしい。

MOOGAというのは馍バーガー的なネーミングだろうか?

店では肉夹馍以外に凉皮や米线も出している。しかし凉皮は留学中A型肝炎にかかる可能性があるという噂が流れていたから一切食べたことがなく、したがってちっとも思い出に残っていないし、米线は雲南の食文化であるゆえ、私の場合ここで注文するのは肉夹馍一択だ。

厨房で料理をしている店主は黒龍江省出身。もともと留学生として来日したとのことで、言われなければ中国人とは思えない完璧な日本語を話す。肉夹馍は西安まで行って修行してきたそうだ。

ということでこれが肉夹馍。肉を挟んでいるパンが馍。

刻んだ角煮がたっぷり挟まれている。

実は馍だけならそれっぽいものを作れなくもない。小麦粉を練って伸ばして焼くだけだ。でもこの肉のほうが作れない。花椒の他数種類のスパイスが使われており、それこそ現地で修行しないと出せない味だ。

今回は撮影するために店内で食べたけれど、自分にとっての肉夹馍は屋台で買って教室や部屋で食べるものだからいつもはテイクアウトする。

初めてこれを買って、店の近くの芳林公園のベンチに座って食べた時、不覚にも泣きそうになった。あまりにも西安で食べていた肉夹馍そのままの味だったからだ。

20年以上ぶりに食べたという点では蘭州拉麺も同じだが、馬子禄の蘭州拉麺は中国で食べていたものと比べると洗練されすぎていて、懐かしさはあったものの留学時代の味の記憶が掘り起こされるというものではなかった。それに比べてこの肉夹馍の味には留学時代の記憶をガツンと呼び起こされてしまった。

蘭州拉麺や肉夹馍のような食べ物が日本で気軽に食べられるようになるとはなんといい時代だろう。

店主に羊肉泡馍は作れないの?と聞いたら、ダシをとる羊の骨の確保が大変らしい。しかし羊肉泡馍を覚えるために再び西安に修行に行くという話もあるようなので期待したい。

MOOGA
ジャンル:中華料理
アクセス:東京メトロ銀座線末広町(東京都)駅3番口 徒歩2分
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田3-7-8 インタスビル1F(地図
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情報掲載日:2019年1月10日

MOOGA肉夹馍の場所

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