今日は横浜中華街で春節に次ぐ大きなお祭りである関帝誕だった。
昼に杜記で食事をした後、山下公園の木陰のベンチで昼寝などして過ごしてから、午後5時から始まるパレードを楽しんだ。
中華街の多くの店は、昼営業の後に中休みをとり、5時から夜の営業を始める。パレードを見た後、せっかくだからと関帝廟の横の路地にある蘭州拉麺の店に入った。
オーダーが通っていなくて待たされる
注文をした後、キンドルで漫画を読んで夢中になっていたが、やけに待たされることに気がついた。しかし、厨房からバンバン麺を打つ音が聞こえたのでじき来るだろうと思っていたら、それでも来ない。それどころか、厨房から麺をすする音が聞こえる。
おかしいと思って見に行ってみると、ムスリム帽をかぶったおっさんが蘭州拉麺を食っていた。別に食うのはかまわんが、俺の分はどうなっとるとホール担当のBBAに聞いたら、慌てておっさんにオーダーを確認した。おっさんの答えは「看不见了(見えてなかった)」。オーダー、通ってなかった…
ちなみに注文したときは先客がいたものの、その時点で客は自分一人であった。
おっさんがオーダーを確認していなかったのもなんだが、ホールのBBAは自分が料理を運んでいないということに気がついていなかったのか?イラッとしたのでキャンセルして帰ろうとすると、すぐできるからと引き止められた。
蘭州拉麺を食うのに10分以上待たされたのは初めてだ。
ちなみに麺の太さは選べない。これについては西安でも同じだったから問題ない。
この店は辣油を使いたかったらテーブル備え付けのやつを自分で入れるスタイル。
麺が中華麺っぽい。たぶん鹹水を使いすぎなのだ。これでは食感が蘭州拉麺とはまるで違う。上野の馬記もこんな鹹水使いすぎの麺だった。
馬記よりましなのは、スープに鹹水くささが移っていないという点。
スープは化学調味料の味が目立つものの、それなりに牛のダシの味がして、中の上といったところ。麺がダメなので総合的には中の中ぐらい。
オペレーションのダメさとあわせ、この程度の味ならもうこの店に行くことはないだろう。
まあ横浜中華街に対する期待など20年以上前に失っているから、こんなもんだろうとは思う。