インネパ店ではないインド人がやっている店でカレーを食いたいんじゃーと思っていろいろ調べていくうちに、大塚界隈にインド人の店が多いということがわかった。
でまあ、手始めに新大塚の駅のすぐそばにあるTaste of Indiaに行ってみたのだった。
羊を堪能できるビリヤニ
とりあえずマトンカレーかと思ったらビリヤニも売っている。
ということでマトンビリヤニ定食を注文。
ランチにはサラダが付きまプということで、まずサラダが運ばれてきたけれど、キャベツ刻んで業務用ドレッシングかけただけのたいしてうまくないものだったから特にありがたくはない。
出されたからにはちゃんと全部食べたけど。
ビリヤニはパキスタン発祥の料理などとも言われる。
確かにムスリムの料理の一つらしいのだが、戦後パキスタンが分離独立してから作られたものでもあるまいし、インドにだってジンナーについていかなかったムスリムも大勢いるのだ。
だから発祥というならインドのムスリム発祥と言うべきだろう。
大塚には都内最大のモスクがあるためにムスリムも多いという。この店もインド料理店によくあるヒンドゥーの神々のポスターなどはないから、インドのムスリムの店かもしれない。
パキスタン料理店のマルハバのマトンビリヤニとの違いは、野菜やオレンジが乗せてあること。オレンジは生ではなく火を通してある。料理にフルーツが入っていると発狂するキチガイはこの店でビリヤニは頼むな。
でかいマトンがいっぱい。
先に米のほうを食べたらちょっと薄い感じがした。やはりマルハバのビリヤニにはかなわないかな?と思いつつマトンをかじる。
すると、マトンはしっかり煮込まれて柔らかく、そしてちょっと濃い目に味がついていた。これが非常にうまい。
マルハバのマトンビリヤニは米のほうも味がしっかりしていて、マトンが突出して味が濃いということはなく、肉と米の味が馴染んだ味わいだった。
この店のマトンビリヤニは、濃いめのマトンをおかずに米を食べるという組み立てなのだろう。味付けの発想は違うがこれはこれでバランスがとれている。
なるほどこの濃いめのマトンとなら薄めの米がよく合う。
半分ぐらい食べたところで、付け合せのライタ=ヨーグルトサラダをぶちまけ、よく混ぜる。
ヨーグルトの酸味ときゅうりなどの食感が加わり、これもまたうまい。
そういえばマルハバのマトンビリヤニにはライタがついていなかった。でもマルハバのほうは値段が安いのでしかたないのだ。
マルハバとこっちとどっちがうまいかは決められない。同じマトンビリヤニでも味付けのタイプが違うからどっちもそれぞれうまいとしか言いようがない。
ただ、マルハバと比較対象になるという時点でレベルが高い店であることは間違いない。なのでここは確実にリピートする店のリストに入る。
テーストオブインディア
ジャンル:インド料理
アクセス:東京メトロ丸ノ内線新大塚駅2番口 徒歩1分
住所:〒112-0012 東京都文京区大塚4-51-4(地図)
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情報掲載日:2020年2月23日