マスクの高額転売にデマの流布とトイレットペーパー買い占めなど昨今の騒ぎは、日本人が自らの愚かさを世界に向けて発信しようとしているかのごとくだ。
なぜ3年前に帰国してしまったのか、なぜあのまま台湾に居続けなかったのか、最近は後悔することしきりである。
近所のイオン系安売りスーパー・アコレに行ったら、いつもは店頭に並んでいるトイレットペーパーが一切なかった。小規模小売店ではまだトイレットペーパーの入荷が遅れているようだ。
自分は一袋開けたら一袋ストックという方式を以前から続けているのでトイレットペーパーに困ることはない。ストック分を開けるころには入荷も再開されているだろうことを期待する。
それはおいといて、店内のレトルトカレーの棚に目を向けるとグリーンカレーのパッケージがおいてあったので買ってみた。
ちなみに97円(税別)。いなばの缶詰より安い。
思ったよりはタイカレーっぽい
製造販売はボンカレーの大塚食品。製造所は国内。この時点でちょっと不安がないでもない。
内容量は150g。いなば食品のタイカレーの缶詰は115g。
こんな低価格商品なのに電子レンジで加熱可能のパッケージを採用しているあたりはさすがに大企業。
ただし、我が家に電子レンジなどという文明の利器はないので普通に茹でてあっためた。
パウチを開くとタイのグリーンカレー独特の香りが漂う。
具は申し訳程度に入っているだけでほぼ汁のみ。
スプーンですくってみると若干とろみがついている。原材料にでんぷんが入っているので、意図的なものだろう。たぶん日本の米で食べることが前提になっているからではないかと思う。
というわけでいまだタイ米がないので日本の米。
味の感想としては、思ったよりはタイカレーっぽい。
ただ、辛口となっているけれどほとんど辛さはなく、そして甘みもなく、うまいかどうかで言えばうまくない。
わずかなとろみが口に入ると違和感となる。
確かに「タイ風カレー」であってタイカレーではないという味。だったらちゃんとタイカレーのいなば食品の缶詰を買う。
やっぱり大塚食品の商品ならボンカレーを買うべきだな。ボンカレーは、あれはあれでうまい。