昨日作った焢肉と、おととい作った棒棒鸡用の鶏肉がまだ残っている。ということで台湾飯の定番である雞肉飯を作った。
ふつう雞肉飯だけで食べたりしない
まずご飯にゆでてほぐした鶏むね肉を乗せる。
焢肉の煮汁をかけてきゅうりの漬物を添えたらできあがり。
雞肉飯のたれというのは店ごとに違う。夜市の屋台だと魯肉の煮汁をかける店もあったりして、鶏肉の上に魯肉のかけらが乗っていたりしてラッキー。
しかし、魯肉飯と同様雞肉飯だけわびしく食うなんてことは普通しないのでおかずもつけた。
つっても、のこりものの焢肉と厚揚げ。それに燙青菜。
燙青菜はゆでた青菜にたれをかけたもの。台湾だと地瓜葉、空心菜、A菜あたりが定番で、これもたれは店によって違う。今回は豆苗をゆでて油膏をかけただけの手抜き。
鶏肉と焢肉の煮汁はなかなか合っていてうまい。魯包でついた香りは、よく考えたら台湾のコンビニというよりは台北駅南側地下街の一部でよくかいだ臭いに近い気がする。
雞肉飯を食べるのは久しぶりだ。もう20年以上前に、梧州街にうまい雞肉飯を出す店があったけれど、そこがなくなってから他で食べてもあまりうまくないので、自然と食べなくなっていた。
ところで台湾には2種類の雞肉飯がある。1つは今日作ったのと同じ鶏肉を割いてごはんに乗せたもの。もうひとつは七面鳥の肉を使ったもの。
七面鳥の肉を使った雞肉飯は嘉義の名物で、南部の人は台北の雞肉飯は雞肉飯ではなく雞絲飯だろが!と否定的。
ちなみに台北にも七面鳥の雞肉飯を出す店はあって、そこでは火雞肉飯という名称になっている。火雞肉飯を出す店は、例えば士林の慈誠宮前の屋台の中にあったりする。