可乐鸡翅、つまり手羽先のコーラ煮という中華料理が存在するのはつい最近知ったことだ。在日中国人YouTuberの動画に出てきた。
明らかに戦後にできた料理なのにその由来ははっきりしない。
百度で可乐鸡翅を調べると、その由来は2つ挙げられていて、1つの由来ではcoca-chickenというコーラとトマトソースでチキンを煮る料理が中国に入ってきた後台湾人が改良してできたと、こんな細かいところでも台湾が中国の領土であると主張していたので滅びろと思った。
特にコーラである必要はなかった
まあ台湾が中国の領土であるというのは中国人の頭悪い妄想だというのはおいといて、コーラで手羽先を煮るというアホっぽさには興味をひかれたので作ってみた。
まず手羽先の太い部分に切れ込みを入れておく。
そしてまず焼く。
両面が適当に焼けたら、ニンニク、しょうが、ネギ、八角を投入。
そしてコーラをそそぐ。
今回使ったのはコカコーラ。別にペプシでも聞いたことがないような安売り謎コーラでもいいと思う。
醤油と老抽で味付け。
味見したら甘かった。あたりまえだ。
穴をあけたアルミホイル落し蓋をしてしばらく煮る。
煮汁が煮詰まってとろみがでたらできあがり。
関係ないけど慣用句で言う煮詰まるというのは、計画が形になったとか考えていたことができあがったという意味なんだよな。
それがなぜか「行き詰まる」と混同されて物事が停滞している、膠着状態にあるという意味で使われておる。
言葉は時代によって変わるものだというやつもいるが、そうではなくて言葉の意味をわからずに使うバカが変えてしまうのだ。
でまあ、それはそれとして、食べてみるとまあ確かに甘いのだが、煮詰めたことで醤油の塩気もしっかり効いていて甘辛い手羽先の煮物になっていた。
コーラっぽさはまったく感じない。
コカコーラにある独特の風味も、八角の香りや手羽先から出ただしの味で打ち消されているようだ。
うまいかまずいかで言えばまあまあうまい。
ただ、コーラによって特別な味になったということはなく、コーラによって鶏肉の味がよりうまくなったということもなく、コーラを使う必然性はまったく感じられなかった。