新宿 山西亭 西红柿鸡蛋面

池袋から新宿まで明治通りを通って歩くということをたまにするので、西早稲田と東新宿の間ぐらいに山西料理の店があるのは知っていた。ただ、前を通るのが食事時ではなかったので入ったことはない。今日は食事することを目的にランチタイムに行ってみた。



東京で唯一の山西料理店

山西亭は東京で唯一の山西料理の店だそうだ。日本全国だと知らん。

山西省といえば中国のすべての麺の発祥地だと言われている。

実際には麺の原型的なものがウイグルあたりで発掘されているようだから、すべての麺の発祥地というのは伝説に過ぎないのかもしれない。

ただ、おびただしい種類の麺料理があるのは確かなことで、発祥地かどうかは別として麺料理の本場であるとは言えるだろう。

刀削麺は山西料理

日本の一部になぜか刀削麺が西安料理だなどと言い張っている連中がいる。どうやら西安刀削麺という店で刀削麺を食べてそういうことを言っているらしい。意味がわからない。

西安の街にも刀削麺の店はあった。しかし当然のごとく看板には「山西刀削面」と書いてあった。刀削麺は山西省の料理。常識だ。刀削麺が西安料理であるものか。

そもそも西安には刀削麺の店はほとんどなかった。今の東京のほうがよほど刀削麺の店が多い。

刀削麺は山西省の大同で生まれたと言われている。

その誕生には伝説がある。

元朝のころ、漢人の反乱を恐れたモンゴル人は、漢人からすべての刀剣、刃物を奪ったという。包丁まで奪われて困った山西の人は、仕方なく鉄板で麺団を削って麺にしてみた。するとそれが思わぬうまさだったので、料理として広まったというものだ。

もちろんそんなわけあるはずがない。そもそもモンゴルが漢人を恐れるなどということはなかっただろう。元が滅んだのは帝室が内訌を繰り返して弱体化していたところに紅巾の乱が起きたからだ。

まあ伝説はさておき、刀削麺が山西料理であることは間違いない。

刀削麺の西红柿鸡蛋面

ランチには刀削麺のバリエーションが8種類。せっかく山西料理の店に入ったのだから刀削麺を食べなければもったいない。

ライスとかチャーハンとかつけるのは意味不明なので単品で西红柿鸡蛋面を注文した。

西红柿鸡蛋面は西安でよく食べた。しかし、西安では一般的に湯麺だった。この店は汁が入っていない干麺だ。

トマトが入っていると「イタリアンみたーい」とか言い出すやつがいてわりとイラッとする。トマトを使うのはイタリア料理だけだと言わんばかりだ。

トマトは欧州からシルクロードを通じて中国に伝わり、特に北方ではよく使われる。その代表が西红柿炒鸡蛋で、それを麺にかけたのが西红柿鸡蛋面だ。中華料理にトマトが使われていることを珍しがることがおかしい。

とはいえ刀削麺の西红柿鸡蛋面は初めて食べる。

刀削麺の味自体は普通。

台北によくある刀削麺ロボがけずった刀削麺とたいしてかわらない。

トマトは缶詰を使っているようだ。もちろんフレッシュトマトを使ったほうがおいしいけれど、それだと採算が取れないだろうからそのへんは妥協してもいいと思う。

西安でよく食べていた西红柿鸡蛋面はスープにたまごのだしのような味が出ていた。

これは干麺なのでそういう味がないかわりに、トマトの濃厚さが味わえる。

スパイスが使われていないのでちょっと物足りない。

途中途中で辣油を加えたり酢を加えたりなどしながら食べた。

中国には日本の一部の料理人のように自分が作った味を変えるのは許さないなどといいだすキチガイはいないので、客は自分の好みに合わせて味をカスタマイズしていく。

この店は人気があるようで、自分が食べている間に12人のディナーの予約が入っていた。

山西亭
ジャンル:中華料理
アクセス:東京メトロ副都心線東新宿駅B1番口(エレベータ) 徒歩2分
住所:〒169-0072 東京都新宿区大久保2-6-10 B1F(地図
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情報掲載日:2019年2月1日

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