横浜中華街 杜記 口水鶏

今日は春節の初一だ。今日から豚年で、干支は己亥。日本ではなぜか十二生肖のことを干支と呼び、猪年をいのしし年などと言っておるが。まあ外来の言葉を正しく理解しないまま適当に使うのが古来よりの日本の伝統であろう。

春節初一は時間がとれるときは中華街まで行って関帝廟と媽祖廟を拜拜するのがここ数年の習慣だ。今年は東京媽祖廟でもよかったのだが、久しぶりに中華街に行きたかったということもある。



今までで一番ガチな口水鶏

横浜で育ったので中華街は馴染みがある。小学生のころ、年越しそばといえば中華街大通りにある小さな店の豚バラ煮込みそばだった。その店の名前は覚えていないし、今はもうなくなっている。

しかし中国留学から帰国して感じたのは、中華街の料理というのは中華料理ではなく日本人向けに作られた「中華街料理」というジャンルのものだということだった。だから長いこと中華街は中華食材を買いに行くためにしか行かず、「中華街料理」を食べることはなかった。

ところが昨年、たまには中華街でランチでもと路地をぷらぷら歩いていて、この杜記という店があるのに気づいた。この場所は記憶違いでなければ中華民国の国旗を掲げた店があったところのような気がする。まああやふやな記憶なので確証はない。

ここに入る気になったのはランチ680円で口水鶏があったからだ。四川料理の中でも口水鶏は麻婆豆腐に次いで好きな料理だ。

そして、この店の口水鶏のうまさに衝撃を受けたので、また来たいと思っていた。

これが口水鶏のランチセット。

680円のランチセットなのにかなり本気の盛り付けをしてくれる。

鶏肉の下にはゆでたもやしがある。

この店の口水鶏は、辛さもさることながら、花椒の麻もかなりガチだ。食べ終わっても10分ほどは舌がビリビリいっているレベルだ。

口水鶏は、昨年新宿で開催された激辛グルメ祭りで陳家私菜のものも食べたし、台北で行列ができている日本人は知らない人気の四川料理の店でも食べた。だが、この店の口水鶏はそれらの店のものを上回る。

スープはなぜかワカメ入りの酸辣湯と、切り干し大根の和え物。こちらも口水鶏ほどではないが辛く、逃げ場は白米しかないという状況。

しかしこのちょっとした付け合せの切り干し大根の和え物がまたうまい。腕のある料理人の店は、こういうちょっとした付け合せまでうまいものだ。

中華街というのは昔からランチタイムは安いものだったが、夜になると一時期は一品1800円もとるようなボッタクリ価格の店ばかりになって衰退した。その後、中国からのニューカマーのせいでさらに評判が落ちて衰退が加速して閑散としたこともあった。

中華街側の努力もあって、ニューカマーもだいぶしつけが行き届き、それに加えて食べ放題の店が大量に発生して徐々に人が増えていった。が、食べ放題の店の料理がうまいはずがない。何年か前に人に誘われて食べ放題の店で食べたことがあったがひどいものだった。

しかし今、また新しい流れができているようだ。

日本に来てまで中華街に来る中国人観光客の気持ちは理解できないが、とにかく中国人客がやたら増えた。食べ放題で量を食っていれば満足する日本人とは違い、中国人に従来の中華街料理は通用しない。中国から本気で腕がある料理人がやってきて、中国人が満足する料理を作り始めた。杜記もまたそういう店であるようだ。

実はもう一店、日本式のマーボー豆腐ではなく、ガチな麻婆豆腐を出す店も発見しているがそれはまたいずれ。

今日もやはり食べ終わってから10分以上は舌がしびれていた。

中華第一家 杜記
ジャンル:中華料理
アクセス:JR根岸線石川町駅 徒歩6分
みなとみらい線元町・中華街駅 徒歩6分
住所:〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町138-14(地図
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情報掲載日:2019年2月5日

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