新宿 湖南菜館 農家小炒肉

四川人不怕辣、湖南人怕不辣、贵州人辣不怕=四川人は辛いのを恐れない、湖南人は辛くないのを恐れる、貴州人は辛くても恐れない(四川人不怕辣、湖南人怕不辣、江西人辣不怕とか四川人不怕辣、湖南人辣不怕、貴州人怕不辣というバージョンもある)。というような言葉があって、四川、湖南、貴州もしくは江西は中国の三大辛いもの好き地域ということになっている。

最初に出したバージョンだと、四川人と貴州人は辛さを恐れない、つまり辛くてもその辛さを耐えられるというイメージがあるのに対して、湖南人は辛くないことこそ恐れるということで、辛さに対する強キャラ感は湖南人が最も上のように思える。

他に、四川麻辣、湖南香辣、貴州酸辣という言葉もある。同じ辛さでも四川料理は花椒の麻が入る麻辣、湖南料理の辛さは香り高い辛さ、貴州料理の辛さは酸味を伴う辛さということになる。



歌舞伎町の有名人が作った店

歌舞伎町の劇場通りのゲートを入ったすぐぐらいの雑居ビルに湖南菜館という湖南料理の店がある。

これは、どこかに湖南料理の店はないだろうかとググって出てきたうちの一つだ。

ランチタイムに行ってみた。

ビルの入口にランチメニューの看板が出ている。

2階には風俗店があって、人によっては入りにくいかもしれない。

自分は特に気にせず入った。

この店のオーナーは李小牧という人物。

自分はこの店を知るまで知らなかったが、どうやら有名人のようだ。

作家として活動しており、2015年には日本に帰化、新宿区議に立候補などしている。

李氏がwebメディアに出している文章をいくつか読んだところ、氏の活躍をひがんだ在日中国人などに粘着されて大変なようだ。

この店は李氏が湖南省出身ということで故郷の料理を広めるために開いたという。

李氏は反中共の民主派ということで、中国の民主化を訴えておられる。

だが店の壁には中共の走狗として活躍しているジャッキー・チェンと写った写真が飾られていた。

ジャッキー・チェンというのは『プロジェクトA』では自らが扮する主人公にボスが英国女王だと言わせ、香港返還後はすかさず中共に取り入った典型的な風見鶏の香港人である。

陳水扁が2選目を果たした2004年の台湾総統選挙を「天大的笑話」天ほども大きい、つまり最大限の笑い話だとくさしたとき、こいつは中共の広告塔に成り下がったと思った。

成り下がったというよりはもとからそういう人間だったのであろう。

民主派の李氏としてはこの中共の太鼓持ちにどういう感情を持っているのであろうか?

それほど辛くはなかった

ランチタイムのメニュー。

湖南料理の店というわりには、湖南料理は農家小炒肉しか入っていなかった。他は四川料理だし西红柿炒蛋は北方で広く食べられる家庭料理だ。

ということで、せっかくわざわざ湖南料理店に入ったのだから農家小炒肉を注文。

これが農家小炒肉の定食。

調べてみると、本来農家小炒肉は五花肉を使うようだ。五花肉は沖縄で言う三枚肉のことで、これを日本語で表すとすれば「皮付き豚バラ肉」ということになる。

日本では豚肉食先進国の中国、台湾、沖縄のように三枚肉を食べず、せっかくの皮をはいで使う。だから沖縄の言葉としての三枚肉はあるものの、本土の日本語の語彙には三枚肉を表す言葉がないため説明的な翻訳が必要になる。

この農家小炒肉は、四川の回鍋肉に近い食文化上で生まれた料理だろう。

唐辛子の種が見える。

昔テレビでイタリア人シェフが日本人は辛くならないように唐辛子の種を取り除くというけど、辛くしたくないならそもそも唐辛子入れなければいいのにと言っていて、まったくそのとおりだと思った。

辛くないことこそ恐れるという湖南の料理はどれほど辛いのかとドキドキしながら口に入れるが、味は言うほど辛くない。せいぜい「ピリ辛」程度だ。日本人に受け入れられるように相当辛さを抑えているのではないかと思う。

しかし、しっかり油通ししたピーマンは甘みが出て絶妙な歯ごたえと味。これも本来は青唐辛子を使うようだ。

ある程度日本人向けにデチューンしているとはいえ、日本式中華料理とか中華風日本料理のレベルまでには落ちておらず、ちゃんと中国らしい味わいは残っている。

食べすすめていくと底にたくさん豆鼓が出てきた。自分が普段使っている1袋250円の豆鼓より明らかにうまいのでよい豆鼓を使っているのだろう。

この豆鼓の味がしっかりきいていて旨さに深みが感じられる。

付け合せにはいんげんの和え物?と日本ではめずらしいタマゴの塩漬け「咸蛋」。

香港や台湾ではウルトラマンの目がこの鹹蛋に似ているので鹹蛋超人と呼ばれる。

周星馳が『破壊王ノリタカ』をパクって作った『破壞之王』では、周星馳と師匠役の吳孟達が鹹蛋を目につけてウルトラマンのマネをしている。

確かに辛さを抑えるなどして日本人に食べやすい味にまとめてはあったが、ランチタイムは自分以外に日本人はおらず、中国人ばかりだったので、もうちょっと中国人向けの味に寄ってもいいのではないかと思う。

まあ本気の湖南料理を食べたければディーナータイムに行くべきなのだろう。

湖南菜館
湖南菜館
ジャンル:湖南料理湘菜、四川料理
アクセス:JR新宿駅 東口 徒歩3分
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-23-13 4F(地図
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情報掲載日:2019年2月12日

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