池袋の東口で用事を済ませ、北口側に抜けようと雑司が谷隧道に向かう途中、ふと雑居ビルに目を向けるとサイゴンレストランとあった。
ビルの入口にランチメニューの看板などはなく、一瞬迷ったものの、ベトナム料理ならばフォーぐらいはあるだろうし、フォーならそれほど高く取られまいと入ってみた。
全部生春巻き付きで困る
入ってみるとランチメニューが用意されており、ランチはフォーが中心らしい。
ところが、全てのメニューに生春巻き付きと書いてある。
ベトナムにはいろんな種類のゴイクンがあるようだが、日本ではたいていエビが入っている。
エビはアレルギーなので食べられないからちょっと困る。
ランチタイムだと作り置きという可能性もあり、それほど激しくゴイクン好きというわけでもないから、ゴイクンだけ断ればいいと判断。
注文はフォー・ボーに決めたが、注文をとりにきたベトナム人らしき女の子に、エビが食べられないから生春巻きはいらないと告げる。
すると、エビなしでもできるということなのでそれでお願いした。
ドリンクはセルフでつぐようになっている。
ベトナムの蓮茶を飲みながら待った。
わざわざエビなしで、しかも飾り切りしたニンジンをいれて作ってくれた。非常に柔軟な対応がありがたい。
こういう飲食店では、日本人の「お・も・て・な・し」などより、アジア系のほうがホスピタリティーが優れていると感じる。
ゴイクンはともすればライスペーパーの戻しが足りずに固かったりするが、これは固くもなく、戻しすぎてもおらずにちょうどよい歯ごたえでうまかった。
そしてフォー・ボー。
ンゴーリーもしくはザウムイ、刻んだ唐辛子、レモンが添えられてきた。
ホーチミンのほうではンゴーリーと呼ぶらしい。サイゴンレストランならンゴーリーと呼ぶのが正しいか。
フォー・ボーのスープはちょっと薄く感じる。
途中からンゴーリーと唐辛子を投入。
食べ進むとスープが苦く感じるようになった。どうも生の紫玉ねぎの苦味がスープに移ったのではないかと思う。
味自体はよいだけに、そこはちょっと不満。
西米のデザート。さすがに西米はベトナム語でなんと言うのかは知らん。芋が入っていて素朴でうまい。
多分この店はかなりレベルが高いのだと思うけれど、生玉ねぎの苦味だけはどうにかしてほしかった。
サイゴンレストラン
ジャンル:ベトナム料理
アクセス:JR池袋駅 徒歩3分
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-7-10 鳥駒第一ビル3F(地図)
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情報掲載日:2019年3月4日