池袋北口のドン・キホーテの斜め前ぐらいにあるインド料理屋横に路地が伸びていて、そこにこの外見いろいろツッコミどころが多いタイ料理屋があることは知っていた。ただ、ここからちょっと先にもっと安い価格帯の店があるので入らないでいた。
今日はドン・キホーテで買い物をしたついでに、新規開拓のつもりで入店。
特に案内はなかったが勝手に席へ座る。
北口の中華の店とかだとたまに日本人が入ってきて、ぼーっと立って店員の案内が来るのを待っているようなやつがいるが頭おかしいのかと思う。高級レストランならそうもいくまいが、価格帯1000円程度の店で店員に案内されないと席につけないのは知能の程度を疑う。
タイ人は豚肉の扱いがうまい
ランチメニュー。だいたい800円で食べられる。
注文をとりにこないので、メニューをもって厨房まで行って注文。
今回は豚肉とにんにくの黒胡椒炒め=ムー・パット・ガティアム・プリックタイにした。
店の一角にドリンクコーナーがあり、自由に飲むことができる。
水や、ある程度原価をけずれるコーヒーだけでなく、そこそこコストがかかるであろうマンゴージュースまであるのは驚きだ。
まずヤム・ウンセンと豆腐と野菜入りスープが運ばれて来た。
ヤム・ウンセンはピリ辛程度。スープはナンプラーで味付けしてあってうまい。
そしてムー・パット・ガティアム・プリックタイ。タイ式の揚げ焼きした目玉焼き=カイダーオ付き。
米はジャスミンライスではないようだが長粒米。
豚肉は黒胡椒がしっかりきいており、歯ごたえがぷりっとしている。
安いランチに使う用だから、そんなに高い肉を使ってはいないだろうが、下手な火の通し方をすると固くなってしまう豚肉を弾力を残したまましっかり炒めるのはさすがだと思う。
タイ人は中国人と同じぐらい豚肉の扱いがうまい。
最後にタピオカパールととうもろこしがココナッツミルクにひたっているタイ料理店だとよくあるデザート。
ここの近くにあるバーンカオケンはランチを600円で食べられるが、ヤムウンセンやデザートはつかないので、それらがついて800円ならコスパ的には同等でないかと思う。
なぜもち米とマンゴーが合うのか
ところで席の横の壁にはこんな張り紙。
カーミヤマンモアと書いてあるが、カオニャオ・マムアンであろう。
マンゴーをおかずにもち米を食うというスイーツ。
初めてカオニャオ・マムアンを食べたのはもう5年か6年前ぐらいのタイフェスだったと思う。
米とマンゴーを合わせるという日本人からすれば不思議な取り合わせに興味をひかれて買ってみたのだが、そのおいしさに驚き、それ以来毎年タイフェスで探しては食べている。
食後腹に余裕があれば追加注文しようと思っていたが、サービス精神旺盛すぎる大盛りの米にやられてそれ以上たべられそうにはなかった。
だがふと横を見ると、持ち帰り用が売られていたので、会計のときに持っていって買った。
しかも持ち帰り用は500円。
マンゴーともち米にココナッツミルクをかける。
ココナッツミルクには少し塩気がついているようだ。
マンゴーともち米を同量ぐらいすくって食べる。
マンゴー単体で言うなら台湾の愛文マンゴーのほうがうまい。
しかしこうしてもち米といっしょに食べるなら、愛文マンゴーだとバランスが崩れるのではないかと思う。
もち米にしても、おそらくジャポニカ米のもち米だと弾力がありすぎてダメだろう。
これはタイのマンゴーとタイのもち米だからこそ生まれる奇跡のマッチングではないかと思う。
PIRABKAO
ジャンル:タイ料理
アクセス:東武東上線池袋駅 北口 徒歩4分
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-48-4(地図)
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情報掲載日:2019年3月30日