ぼっち飯のいいところは自分で好き勝手なところに行って好きなものを食べられることだ。
ただ、その反面一食で食べられる料理の種類が限られてしまうという悩みもある。
ということで、同じく中国留学経験者の知人に一人では食えないもの食いたいからどこかに一緒にいってほしいとかねてから言っていて、今日やっと予定があって実現した。先方の都合で新宿がいいということになり、場所は湖南菜館に決まった。
湖南料理やばいうまい
湖南菜館は以前ランチで利用して、味の確かさはわかっている。
ディナータイムは混むということなので一応予約を入れておいた。
中華料理の注文の基本は、人数+1の料理、主食、スープだ。
今回は2人なので、料理は3品。2人とも酒は飲まないので、メニューにはのっていないが白いご飯を注文。メニューになくても白米飯と言えばご飯が出てくるのが中国の常識だ。
スープはいらんという意見の一致を見たのでなし。
まずは凉拌土豆丝。これは湖南料理というより、中国北部の広い地域で共通した家常菜だ。
西安の食堂でよく食べていたものに近い。ただ、西安の場合ここに茴香が入る。北京だと花椒が入るらしい。
野菜料理は干扁四季豆。
カラカラになるまで炒めたひき肉と唐辛子で味付けしたいんげん。
一口食べた瞬間に「うまー」と声が出る。
唐辛子にうまった様はまるで辣子鸡のいんげん版といったところ。実際なかなかに辛い。昨日四川フェスで食べた辣子鸡より辛い。ただし、四川料理のような麻はない。
これだけでもご飯がすすむ。
そしてメインは剁椒鱼头。
湖南料理のことを調べていると、たいていこの料理がでてくる。湖南を代表する料理の一つということなので、ぜひ食べてみたかった。
剁椒というのは唐辛子を刻んで作る調味料のこと。
それを魚の頭にかけて蒸してある。
ただ、この料理ほとんど辛くなかった。湖南で食べたことがないから、もともとこういうものなのか、それとも日本人向けに辛くないように作っているのかは不明。
味付けは他に豆鼓が使われている。
魚はタイ。湖南では川魚の頭を使うというから、こっちのほうがごうせいだ。
ただ塩焼きしただけでもうまいタイの頭が、中国的な技巧によってさらにうまくなっている。
身だけではなく、骨にはりついた皮や目玉までほじくり尽くし、食べ尽くした。
店にはひっきりなしに中国人客がやってきて大盛況だ。これだけうまければ評判を呼ぶのもわかる。
湖南菜館
ジャンル:湖南料理湘菜、四川料理
アクセス:JR新宿駅 東口 徒歩3分
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-23-13 4F(地図)
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情報掲載日:2019年4月21日