末広町 蘭州牛肉麺 思泊湖 蘭州拉麺

明神下のちょっと末広町よりに蘭州拉麺の店ができているのに気づいたのは今月半ばだった。それから何度か前は通っているけれど、タイミングが合わず入っていなかった思泊湖に初めて入ってみた。

神保町の馬子禄が開店して以来、後追いでできる蘭州拉麺の店はどこも馬子禄の価格に追随して一杯880円にしている。

ただ、馬子禄以外の店はだいたい酒とつまみの類も提供している。はっきり言って蘭州拉麺は一般的な日本人が好む味ではない。中華麺なる中国では見たことがないまずい麺が、ただ無駄に濃いスープに浮かんでいるというのが日本人が好む「ラーメン」の味であって、シンプルなスープで麺が主役の蘭州拉麺はその対極だ。だから今の変な出店ブームもそんなに長く続かずに終わるだろうから、酒で利益を確保するというのは商売としては正しい選択だろう。

そこらへんが、蘭州拉麺に惚れ込んで蘭州で修行してまで日本に店を出した馬子禄の店長さんと、単に尻馬に乗って出店した店との大きな違いだ。

もっとも、馬子禄の店長さんと同様中国留学中に蘭州拉麺の味に魅了された身としては、蘭州拉麺の店が増えるのはありがたい。あとの問題は馬子禄や六本木の金徳味のように本物かどうかだ。



思泊湖は日本フランチャイズ一号店

思泊湖は、蘭州を地盤に中国全土にフランチャイズ展開している企業らしい。末広町の思泊湖は、日本フランチャイズ一号店ということになる。

百度で調べてみたところでは、思泊湖は2015年に設立された新しい企業で、現地ショップでは炒麺とか干拌麺も出しているようだ。思泊湖 干拌面で検索すると出てくる画像が実にうまそうなので日本の店でもぜひ出してほしい。

フツーの蘭州拉麺

この店では選べる麺の形状は5種類。

トッピングにキムチが入っているのが意味不明。

串羊肉は夜のみのメニューということで注文できなかった。

席からは厨房が見通せて、ちゃんとその場で麺を打っているのが見える。

運ばれて来た蘭州拉麺は、馬子禄のものより辣油も香菜も控えめ。ただ、こちらのほうが西安で食べていたものに見た目的には近い。

麺は中太麺を選択。

少々硬いように思うが、懐かしさを感じる食感だ。

味はなんというかごくフツー。そもそも蘭州拉麺というのはごちそうでもなんでもなく、毎日でも食べるような飽きのこない庶民の料理だから、飛び抜けたうまさは特に必要ない。

懐かしさを感じる味というのは、たまに食べるごちそうではなく、そこらへんでよく食べたフツーの味のもののはずだ。

席に調味料が備え付けられているのもありがたい。これなら好きなタイミングで追い辣油ができる。

ただ、残念ながらスープに多少の鹹水くささを感じた。

いつも西安で食べていた蘭州拉麺は、日本のラーメンのような湯切りなどせず、茹でた麺を適当にすくっていただけなのに鹹水くささはなかった。これはおそらく中国と日本の水の性質によるものだろう。軟水の日本では茹で汁に鹹水が滲み出やすいのかもしれない。

馬子禄の蘭州拉麺に鹹水くささを感じないのは、店長が日本人でそのへんの違いをわかっていて対処しているのではなかろうか?

そのマイナスポイントさえ除けば、洗練されすぎている馬子禄よりも馴染みやすい。とはいえ同じ値段だったらやはり馬子禄のほうがいい。

蘭州牛肉麺 思泊湖の場所

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